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むし歯治療

「痛みの少ない治療」を
実現するための取り組み

恐怖心を緩和させるための「丁寧なカウンセリング」

カウンセリングルームで 「しっかり話す」診療体制当院では、治療を始める前にじっくりとお話を伺うためのカウンセリングルームを設けております。まずは患者さんの声にしっかり耳を傾け、不安やご要望を共有することからスタートします。治療に対する不安を和らげ、主訴や背景を正しく理解することで、患者さんに安心して診療を受けていただけるよう努めています。
信頼関係を築いたうえでこそ、納得いただける治療計画をご提案できると考えております。

リラックスして受けられる「笑気麻酔」

笑気麻酔歯科治療に強い恐怖心や緊張を抱かれる患者さんには、リラックスした状態で治療を受けていただけるよう「笑気麻酔」をご用意しています。
専用のマスクから吸入することで軽い鎮静効果が得られ、治療後は30分以内に体外へ排出されるため、回復も早く安全性が高い方法です。副作用の心配が少なく、大人からお子さんまで幅広くご利用いただけます。
笑気と高濃度酸素を組み合わせて使用するため、治療中も安定して酸素が供給され、酸素カプセルの中にいるような感覚で安心して処置を受けていただけます。
※お子さんの治療には、必ず使用いたします。

正確な診断を可能にする
「歯科用CT」・「セファロレントゲン」

CT・セファロ従来のレントゲン撮影では、歯や顎の骨の状態を平面的な画像でしか確認することができず、奥行きや立体的な位置関係を正確に把握するには限界がありました。
当院では歯科用CTを導入し、歯や顎の骨、神経や血管の位置までを三次元(3D)で立体的に把握しています。3D画像として表示できるため、さまざまな角度からの確認や、断層ごとの詳細なチェックが可能となり、より正確な診断につながります。
また、セファロレントゲンは、頭部全体を一定の規格で撮影するレントゲンで、顎の骨格や歯の位置関係、成長バランスを客観的に分析することができます。これにより、見た目の歯並びだけでなく、噛み合わせや顎の成長方向まで考慮した、科学的根拠に基づく矯正治療計画が可能となります。歯科用CTとセファロレントゲンを併用することで、治療の精度と安全性を高め、患者さん一人ひとりに最適な治療をご提供できる環境を整えています。

むし歯とは

むし歯とはむし歯は、口の中にいる細菌が糖分を栄養にして酸を作り出し、その酸が歯を溶かすことで起こる病気です。
初期の段階ではほとんど自覚症状がなく、痛みやしみる感覚が出る頃にはすでに進行していることが多くあります。進行すると大きな治療が必要になり、歯の寿命を縮めてしまう原因にもなります。
歯周病と並んで歯を失う代表的な疾患であるため、日常的な予防ケアと定期検診による早期発見がとても重要です。

むし歯の進行と治療内容

CO 要観察歯

CO 要観察歯歯の一番外側にあるエナメル質が酸によって溶けはじめ、白く濁ったように見える状態です。
まだ穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状もほとんどありません。定期健診で発見されることが多く、適切なブラッシングやフッ素塗布によって再石灰化を促し、進行を止めることが可能です。

予防歯科

C1 エナメル質のむし歯

C1 エナメル質のむし歯むし歯がエナメル質の内側まで進んだ段階ですが、象牙質までは到達していません。
この時期に治療を行えば、歯の切削範囲を最小限に抑えられます。治療では、むし歯部分のみを取り除き、レジン(合成樹脂)を詰めて修復するのが一般的です。早期発見が歯を守る大きなポイントです。

詰め物・被せ物治療

C2 象牙質に達したむし歯

C2 象牙質に達したむし歯むし歯がエナメル質を越えて象牙質に達すると、冷たい飲み物や甘いものがしみるようになったり、軽い痛みを感じたりすることがあります。
欠損が小さい場合は歯科用レジンで補うことができますが、広範囲に進行している場合は金属やセラミックなどで詰め物・被せ物を作り、補綴治療をする必要があります。

詰め物・被せ物治療

C3 神経 (歯髄)に達したむし歯

C3 神経 (歯髄)に達したむし歯さらに進行すると、歯の中心にある神経(歯髄)にまで感染が広がり、強い痛みや腫れを伴います。
ここまでくると「根管治療」が必要となり、歯の神経を取り除き内部を消毒してから被せ物で補修します。放置すると症状が悪化し、歯の保存が難しくなるため、早めの受診が不可欠です。

根管治療

C4 歯質が失われたむし歯

C4 歯質が失われたむし歯歯冠部分がほとんど崩壊し、歯根だけが残っている状態です。
膿が溜まって痛みが生じる場合や、細菌が顎の骨に広がるリスクもあります。残念ながら保存は難しく、多くの場合は抜歯が必要となります。その後は、入れ歯・ブリッジ・インプラントといった補綴治療で失われた歯を補うことになります。

入れ歯・義歯治療

むし歯のリスクを判定する
「唾液検査」

唾液検査とは?

歯の健康は、実は唾液の働きに大きく左右されます。当院で行う「唾液検査」は、ほんのわずかな唾液を採取するだけで、お口の環境を数値やグラフで見える化できる検査です。唾液に含まれる成分、むし歯の原因菌の数、分泌の量などを調べることで、その方がどのくらいむし歯になりやすいかを把握できます。
体質や生活習慣によってむし歯リスクは、患者さんそれぞれ異なります。だからこそ、ご自身に合った予防法を知ることが大切です。
検査を受けることで「自分に必要なケア」が明確になり、将来のむし歯予防にもつながります。まだ一度も体験したことがない方は、この機会にぜひお試しください。

唾液検査でわかる
「むし歯になりやすいお口」の目安

唾液の分泌量

唾液には「お口を洗い流す力」や「細菌の増殖を抑える働き」があります。さらに、食事で弱った歯を修復する「再石灰化作用」も担っています。
分泌が多ければこれらの作用が十分に働きますが、少ないとむし歯の進行を防ぎにくくなります。

唾液緩衝能(かんしょうのう)

食後に細菌が酸を作り出すと、歯は溶けやすい状態になります。
唾液にはこの酸を中和する力が備わっており、それを「緩衝能」と呼びます。この力が弱いと酸が長く口の中に残り、歯がダメージを受けやすくなります。

口の中の細菌数

口の中には無数の細菌が存在しますが、その中でも「ミュータンス菌」はむし歯を作るきっかけになり、「ラクトバチルス菌」はむし歯の進行を早める役割を担っています。
唾液検査ではこれらの菌の数を測定し、リスクの高低を把握することができます。

唾液検査の方法

唾液検査は、専用の器具で唾液を採取するだけのシンプルな検査です。
注射や切開といった処置は一切不要で、痛みを感じることもありません。小さなお子さんやご高齢の方、妊娠中の方でも安心して受けていただけます。
所要時間はおよそ20分程度と短く、気軽に受けられるのも特徴です。

唾液検査の流れ

  1. 最初に、普段の生活習慣や食事の傾向について、簡単な問診とアンケートにご協力いただきます。
  2. 味のついていないガムを5分ほど噛んでいただき、分泌された唾液を専用容器に集めます。
  3. 採取した唾液は専門の検査機関へ送り、細菌の種類や数、唾液の性質などを詳しく調べます。
  4. 10日ほどで結果が届きます。歯科医師・歯科衛生士がデータをもとに、患者さんのむし歯リスクや予防の方向性について分かりやすくご説明し、日常生活で実践できるケア方法をご提案します。

進行したむし歯でもできるだけ神経を残す
「歯髄温存療法」

歯髄温存とは

歯の中心には「歯髄」と呼ばれる神経や血管が存在し、歯の健康を維持するために欠かせない役割を担っています。
従来は、むし歯が深く進行すると歯髄をすべて取り除く治療が一般的でした。しかし現在では、MTAセメントなどの新しい材料(バイオセラミックセメント)の登場により、感染していない部分の歯髄を残せるようになっています。
※すべての症例で適応できるわけではありません。

歯髄(歯の神経)を残す重要性

歯髄には神経だけでなく血管や免疫細胞も含まれており、歯に栄養や水分を届ける働きをしています。もし歯髄をすべて取り除いてしまうと、歯は栄養を失い徐々にもろくなり、破折や亀裂が生じやすくなります。さらに、歯の内部に細菌が侵入したときに抵抗力が弱まり、根の先で炎症や膿ができるリスクも高まります。
そのため、歯を長持ちさせるためには「できるだけ神経を残す」ことがとても重要です。歯髄温存療法は、歯の寿命を延ばすための治療法です。